高齢者講習とは?内容と流れ、費用、認知機能検査の受け方
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この記事のポイント
- 高齢者講習とは、70歳以上の方が運転免許を更新する前に受ける講習です。更新期間が終わる日の6か月前から受けられ、警察から届くはがきの案内で予約します。
- 普通免許の方は、講義・運転適性検査・実車指導の合計2時間です。新潟県の手数料は、70〜74歳で6,600円、75歳以上で7,650円(認知機能検査を含む)でした。
- 75歳以上の方は、講習の前に認知機能検査(イラストを覚えて答える「手がかり再生」と、日付や時間を答える「時間の見当識」)を受けます。
- 75歳以上で、過去3年間に信号無視など一定の違反がある方は、運転技能検査に合格しないと免許を更新できません。
高齢者講習(こうれいしゃこうしゅう)とは、70歳以上の方が運転免許を更新する前に受ける講習です。普通免許の方は、講義・運転適性検査・実車指導の合計2時間で、手数料は新潟県の場合6,600円です。75歳以上の方は、講習の前に認知機能検査も受けます。更新期間が終わる日の6か月前から受けられ、対象の方には警察から案内のはがきが届きます。
この記事では、年齢ごとに受けるもの、講習と検査の内容、費用、予約のしかたを説明します。
年齢ごとに受けるもの
| 年齢(更新期間が終わる日の時点) | 受けるもの |
|---|---|
| 70〜74歳 | 高齢者講習 |
| 75歳以上 | 認知機能検査 → 高齢者講習 |
| 75歳以上で、過去3年間に一定の違反がある方 | 運転技能検査 → 認知機能検査 → 高齢者講習 |
出典:神奈川県警察「高齢運転者の免許更新制度について」(2026年10月23日に確認)
講習と検査を受けたら、いつもと同じように運転免許センターや警察署で更新の手続きをします。
高齢者講習の内容と時間
| 持っている免許 | 内容 | 時間 |
|---|---|---|
| 普通免許など(普通自動車を運転できる免許) | 講義、運転適性検査(機器を使った検査)、実車指導 | 2時間 |
| 二輪・原付・小型特殊などだけ | 講義、運転適性検査 | 1時間 |
講習は、運転免許センターや自動車教習所で受けます。実車指導では、教習所のコースを実際に運転し、指導員からアドバイスを受けます。試験ではないので、点数で不合格になることはありません。
75歳以上で運転技能検査を受けた方は、実車指導が免除され、講習は1時間になります。
75歳以上が受ける認知機能検査
認知機能検査とは、記憶力や判断力の状態を確かめる、短い検査です。75歳以上の方が、高齢者講習の前に受けます。
| 検査 | 内容 |
|---|---|
| 手がかり再生 | 16種類のイラストを覚え、少し時間をおいてから、何が描かれていたかを答える |
| 時間の見当識 | 検査をしている日の年・月・日・曜日・時間を答える |
出典:新潟県警察「更新時の高齢者講習・認知機能検査の流れ」(2026年10月23日に確認)
結果は「認知症のおそれがある」「認知症のおそれがない」のどちらかで判定されます。「おそれがある」と判定された場合は、医師の診断を受けることになります。医師の診断書を出すと、検査が免除されることもあります。
新潟県では、75歳以上の方への認知機能検査の通知は、誕生日のおおむね5か月前から順に郵送されます。
運転技能検査が必要な方
75歳以上で、過去3年間に次のような違反(11類型)があった方は、運転技能検査を受けます。
- 信号無視、速度超過、通行区分違反、横断歩行者等妨害、安全運転義務違反、携帯電話使用 など
教習所のコースで、指示された速度での走行、一時停止、右折・左折、信号の通過、段差の乗り上げなどを行います。合格しないと免許を更新できませんが、更新期間が終わる日までなら何度でも受けられます(受けるたびに手数料がかかります)。
運転技能検査は、内容の見直しが進んでいます。警察庁の有識者検討会の報告書(2026年8月)では、「方向変換」の課題を加えることなどが示されましたが、始まる時期はまだ決まっていません(2026年10月23日時点)。
費用はいくら?
手数料は都道府県によって違うことがあります。新潟県の例は次のとおりです。
| 区分 | 普通自動車の免許の方 | 二輪・原付・小型特殊などだけの方 |
|---|---|---|
| 70〜74歳(高齢者講習) | 6,600円 | 2,950円 |
| 75歳以上(認知機能検査+高齢者講習) | 7,650円 | 4,000円 |
| 運転技能検査(1回) | 3,650円 | ― |
出典:新潟県警察「更新時の高齢者講習・認知機能検査の流れ」(2026年10月23日に確認)
このほか、免許の更新の手数料が別にかかります。
予約のしかたと受ける時期
- 更新の時期が近づくと、警察から案内のはがきが届きます。
- はがきに書かれた予約先(教習所や運転免許センター)に、電話やインターネットで予約します。
- 予約した日に、はがき・運転免許証・手数料・眼鏡(使う方)を持って受けに行きます。
- 受け終わったら、終了証明書を持って更新の手続きをします。
講習と検査は、更新期間が終わる日の6か月前から受けられます。地域や時期によっては予約が取りにくいこともあるので、はがきが届いたら早めに予約しましょう。
運転に不安を感じたら
講習を受けて「そろそろ運転をやめようか」と感じた方は、免許を自分から返すこともできます。手続きと、返したあとにもらえる運転経歴証明書については、免許返納の手続きと特典の記事で説明しています。迷ったときは、各都道府県の警察の安全運転相談(#8080)に相談できます。
困ったときの相談先
| 相談したいこと | 相談先 |
|---|---|
| 講習・検査の予約や内容 | はがきに書かれた予約先、都道府県の運転免許センター |
| 運転を続けるかの相談 | 安全運転相談(#8080) |
まとめ
- 高齢者講習は、70歳以上の方が免許の更新の前に受ける講習です。普通免許の方は2時間です。
- 75歳以上の方は、講習の前に認知機能検査(イラストを覚える検査と、日付を答える検査)を受けます。
- 過去3年間に一定の違反がある75歳以上の方は、運転技能検査に合格する必要があります。
- 更新期間が終わる日の6か月前から受けられます。はがきが届いたら早めに予約しましょう。
75歳の前後にやることは、75歳になったらやることにまとめています。
よくある質問
高齢者講習は何歳から受けますか?
免許の更新期間が終わる日の時点で70歳以上の方が対象です。70〜74歳の方は高齢者講習、75歳以上の方は認知機能検査と高齢者講習を受けます。
高齢者講習はいつ予約すればいいですか?
更新期間が終わる日の6か月前から受けられます。対象の方には警察から案内のはがきが届くので、届いたら早めに予約しましょう。地域によっては予約が混み合います。はがきは再発行できないことがあるので、なくさないようにしましょう。
認知機能検査ではどんなことをしますか?
「手がかり再生」と「時間の見当識」の2つです。手がかり再生では16種類のイラストを覚えて、何が描かれていたかを答えます。時間の見当識では、検査の日の年・月・日・曜日・時間を答えます。
運転技能検査は何回でも受けられますか?
更新期間が終わる日までなら、何度でも受けられます。ただし、受けるたびに手数料がかかります。期間内に合格できないと、免許を更新できません。
参考にした情報
- 神奈川県警察「高齢運転者の免許更新制度について」
- 新潟県警察「更新時の高齢者講習・認知機能検査の流れ」
- 大阪府警察「70歳以上の免許更新制度が変わりました(令和4年5月13日から)」
- 警察庁「運転技能検査の見直しに関する有識者検討会の報告書等について」(2026年9月3日)
制度や金額は変わることがあります。最新の情報は、各機関の公式サイトや窓口でご確認ください。
この記事の更新履歴
- 公開しました。
次に内容を見直す予定:2027年4月ごろ
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この記事を書いた人
年金・医療・介護の制度、詐欺の対策、終活、相続、お葬式とお墓について、厚生労働省・日本年金機構・警察庁・法務省・自治体などの公的な情報を確認しながら記事を作成しています。制度や数字は、定期的に見直して更新しています。