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免許返納の手続きと特典|必要なもの・運転経歴証明書のもらい方

この記事のポイント

  • 免許返納(申請による免許の取消し)は、運転免許証を持って、警察署か運転免許センターに行けばできます。手数料はかかりません。
  • 返納した日から5年以内なら「運転経歴証明書」をもらえます。銀行などで本人確認の書類として使え、地域によってはタクシーやバスの割引などの特典があります。
  • 窓口に行けない事情があるときは、家族などの代理人が申請できる場合があります。
  • 返納した免許を取り直すには、試験を受け直す必要があります。運転を続けるか迷うときは、安全運転相談(#8080)に相談できます。

免許返納(めんきょへんのう)とは、運転免許を自分から返すことです。正式には「申請による運転免許の取消し」といいます。運転免許証を持って、お住まいの都道府県の警察署か運転免許センターに行けば手続きでき、手数料はかかりません。返納した日から5年以内なら、身分証明書として使える「運転経歴証明書」をもらえ、地域によってはバスやタクシーの割引などの特典が受けられます。

この記事では、返納の手続き、運転経歴証明書のもらい方、返納する前に考えておきたいことを説明します。手続きの細かい部分は都道府県によって違うので、ここでは滋賀県警察の案内を例にしています。

免許返納の手続きの流れ

  1. 運転免許証を持って、警察署か運転免許センターに行きます(受付時間は場所によって違います)。
  2. 申請書に記入して、免許証を返します。
  3. 運転経歴証明書がほしい場合は、同じときに申請します(後日でも可)。
項目内容(滋賀県警察の例)
申請できる場所運転免許センター、県内の警察署(住所地以外の署でも可)
必要なもの運転免許証(マイナ経歴証明書を希望する場合はマイナンバーカードも)
手数料全部を返す場合は無料
申請できない人免許の有効期間が過ぎている人、免許の取消し・停止などの処分中の人、住所が他の都道府県の人(先に住所の変更が必要)など

出典:滋賀県警察「申請取消し(自主返納)手続」(2026年10月23日に確認)

一部の免許だけ返すこともできる

たとえば、大型の免許だけを返して、普通免許は続けることもできます。ただし、上の種類の免許を続けたまま、下の種類だけを返すことはできません。一部だけを返した場合は、運転経歴証明書はもらえません。

家族などの代理人が申請できる場合

本人が窓口に行けない事情があるときは、代理人が申請できることがあります。滋賀県警察の場合、代理人になれるのは次の方です。

  • 3親等以内の親族、または同居している親族
  • 本人が入所している介護施設などの管理者

委任状などの書類が必要です。本人の意思によらない手続きはできません。代理人の範囲や書類は都道府県によって違うので、事前に確認しましょう。

運転経歴証明書とは?

運転経歴証明書(うんてんけいれきしょうめいしょ)とは、免許を返した人が、それまで運転していたことを証明するカードです。顔写真つきで、銀行などの金融機関で本人確認の書類として使えます。

項目内容(滋賀県警察の例)
もらえる人免許を全部返した人で、返した日から5年以内の人
手数料運転経歴証明書 1,150円/マイナ経歴証明書 900円/両方 1,250円
受け取り運転免許センターは原則その日のうち、警察署は約3週間後
後日申請するときマイナンバーカードや住民票(発行から6か月以内)など、住所・氏名・生年月日がわかる書類

出典:滋賀県警察「運転経歴証明書の申請手続」(2026年10月23日に確認)

運転免許証は、写真つきの身分証明書として使っている方が多いものです。返納した後も身分証明書を持っておきたい方は、運転経歴証明書をもらっておくと安心です。

免許返納の特典は?

運転経歴証明書を見せると、地域のお店や交通機関で割引などが受けられることがあります。たとえば、次のようなものです。

  • バス・タクシーの運賃の割引
  • 地域のお店や施設の割引
  • 自治体による、公共交通の回数券などの支援

特典の内容は、都道府県や市区町村によって大きく違います。お住まいの都道府県警察や市区町村のホームページで「免許返納 支援」などと調べるか、窓口で聞いてみましょう。

返納する前に考えておきたいこと

  • 返した免許は戻りません。もう一度運転するには、試験を受け直す必要があります(試験の免除はありません)。
  • 車がなくなった後の移動手段を考えておきましょう。バスや電車、タクシー、自治体の乗り合いサービス、ネットスーパーや宅配弁当など、暮らしを支えるサービスも調べておくと安心です。
  • 車の処分や保険の手続きも必要です。自動車保険は、解約や中断の手続きを保険会社に相談しましょう。

迷ったときは「安全運転相談」へ

「まだ運転できると思うけれど、少し不安」というときは、各都道府県の警察の「安全運転相談」で相談できます。全国共通の番号は「#8080」(シャープハレバレ)です。

75歳以上の方の免許の更新では、認知機能検査や高齢者講習を受けます。くわしくは75歳になったらやることの記事で説明しています。

困ったときの相談先

相談したいこと相談先
返納の手続き、運転経歴証明書お住まいの都道府県の警察署・運転免許センター
運転を続けるかの相談安全運転相談(#8080)
返納した後の移動や暮らしの困りごと市区町村の高齢者の相談窓口、地域包括支援センター

まとめ

  • 免許返納は、運転免許証を持って警察署か運転免許センターに行けばでき、手数料はかかりません。
  • 返納から5年以内なら、身分証明書になる運転経歴証明書をもらえます(滋賀県では1,150円)。
  • 特典は地域によって違います。都道府県警察や市区町村のホームページで確認しましょう。
  • 返した免許は戻りません。迷ったら安全運転相談(#8080)に相談できます。

免許のことは、家族も気にかけていることが多いものです。この記事を送って、一緒に考えてみてください。

よくある質問

免許返納は何歳からできますか?

年齢の決まりはありません。運転に不安を感じた方や、免許がいらなくなった方は、何歳でも申請できます。ただし、免許の有効期間が過ぎている方や、免許の停止などの処分中の方などは申請できません。

免許返納に必要なものは何ですか?

運転免許証です。滋賀県警察の案内では、マイナンバーカードと一体の経歴証明書(マイナ経歴証明書)を希望する場合は、マイナンバーカードも持っていきます。必要なものや受付時間は都道府県によって違うので、お住まいの都道府県警察のホームページで確認しましょう。

運転経歴証明書は後からでももらえますか?

返納した日から5年以内なら、後からでも申請できます。その場合は、住所・氏名・生年月日を確認できる書類(マイナンバーカードや、発行から6か月以内の住民票など)が必要です。一部の免許だけを返納した場合は申請できません。

家族が代わりに免許返納できますか?

本人が窓口に行けない事情がある場合は、代理人が申請できることがあります。滋賀県警察では、3親等以内の親族、同居の親族、本人が入所している介護施設の管理者が代理人になれます。委任状などの書類が必要です。本人の意思によらない手続きはできません。

参考にした情報

制度や金額は変わることがあります。最新の情報は、各機関の公式サイトや窓口でご確認ください。

この記事の更新履歴

  •  公開しました。

次に内容を見直す予定:2027年4月ごろ

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この記事を書いた人

これからの暮らし帖 編集部

年金・医療・介護の制度、詐欺の対策、終活、相続、お葬式とお墓について、厚生労働省・日本年金機構・警察庁・法務省・自治体などの公的な情報を確認しながら記事を作成しています。制度や数字は、定期的に見直して更新しています。