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地域包括支援センターとは?何を相談できる?費用は無料、探し方も

この記事のポイント

  • 地域包括支援センターとは、市区町村が設けている、高齢の方のための総合的な相談窓口です。2006年の介護保険制度の改正でできました。
  • 介護のことだけでなく、暮らし、健康、お金の管理、虐待や詐欺の心配など、幅広く相談できます。相談は無料です。
  • ご本人だけでなく、家族や近所の人も相談できます。住所によって担当のセンターが決まっているので、市区町村のホームページで確認しましょう。
  • 保健師、社会福祉士、主任ケアマネジャーなどの専門職がいて、電話や訪問でも相談に応じてくれます。

地域包括支援センター(ちいきほうかつしえんセンター)とは、市区町村が設けている、高齢の方のための総合的な相談窓口です。介護のことだけでなく、暮らし、健康、お金の管理、虐待や詐欺の心配など、幅広く相談でき、相談は無料です。ご本人だけでなく、家族や近所の人も相談できます。住所によって担当のセンターが決まっているので、まずはお住まいの市区町村のホームページで、自分の担当のセンターを確認しておきましょう。

この記事では、地域包括支援センターで相談できること、探し方、相談のコツを説明します。

地域包括支援センターとは?

地域包括支援センターは、2006年4月の介護保険制度の改正でできた、高齢の方が住み慣れた地域で暮らし続けられるように支える拠点です。市区町村が設けていて、運営を社会福祉法人などに任せている地域もあります。

項目内容
設けているところ市区町村(運営を法人に任せていることもある)
相談できる人高齢の方ご本人、家族、近所の人など
費用相談は無料
担当住所によって担当のセンターが決まっている
相談のしかた電話、窓口、自宅への訪問など

出典:東京都「地域包括支援センターの機能強化」、川崎市・岡山県の案内ページ(2026年10月23日に確認)

地域によっては、「あんしんすこやかセンター」(世田谷区)など、独自の愛称で呼ばれていることもあります。

どんなことを相談できる?

地域包括支援センターには、大きく4つの役割があります。

役割内容相談の例
総合相談暮らしの困りごとを幅広く受け付け、必要なサービスや窓口につなぐ「介護保険のサービスを使いたい」「一人暮らしが心配」
権利を守る虐待の防止、成年後見制度(お金の管理などを支える制度)の利用の手伝い「お金の管理が不安になってきた」「家族からの暴言がつらい」
介護予防のケアプラン要支援の方などの、介護予防のサービス計画を作る「要支援と言われたが、何を使えばいいか」
ケアマネジャーの支援地域のケアマネジャーへの助言、関係機関のネットワークづくり―

出典:東京都「地域包括支援センターの機能強化」(2026年10月23日に確認)

岡山県の案内でも、介護の相談に限らず、健康や福祉、医療などのさまざまな相談を受けると説明されています。「どこに相談すればいいかわからない」ときの、最初の窓口と考えるとよいでしょう。

こんなときに相談できます

  • 介護保険の申請(要介護認定)をしたい
  • 足腰が弱ってきて、買い物や家事がつらくなってきた
  • 一人暮らしで、もしものときが心配
  • 訪問販売や詐欺のような電話が続いて不安
  • 家族の介護で疲れてしまった

介護保険の申請の流れは、要介護認定とはの記事で説明します。

どんな人が相談にのってくれる?

地域包括支援センターには、次のような専門職がいます。

専門職主に相談にのること
保健師など健康や介護予防のこと
社会福祉士など暮らしや福祉の制度、お金の管理、虐待のこと
主任介護支援専門員(主任ケアマネジャー)など介護サービスやケアプランのこと

東京都の資料によると、都内のセンター1か所あたりの職員数は平均7.4人です。

担当のセンターの探し方

  1. お住まいの市区町村のホームページで「地域包括支援センター」と検索します。
  2. 住所(町名や番地)ごとに、担当のセンターが一覧になっています。
  3. わからないときは、市区町村の高齢者福祉や介護保険の窓口に電話して聞けます。

離れて住む親のことを相談したいときは、親が住んでいる地域のセンターに連絡します。

相談のコツ

  • 困りごとがはっきりしなくても大丈夫です。「最近ちょっと心配なことがあって」と話し始めれば、聞きながら整理してくれます。
  • 相談するときは、介護保険被保険者証(65歳以上の方に届いているもの)や、飲んでいる薬の一覧があると話が早く進みます。
  • 窓口に行けないときは、自宅に来てもらうこともできます。
  • 相談した内容の秘密は守られます。

まとめ

  • 地域包括支援センターは、市区町村が設けている高齢の方の総合相談窓口です。相談は無料です。
  • 介護だけでなく、暮らし・健康・お金の管理・虐待の心配なども相談できます。
  • 住所によって担当のセンターが決まっています。元気なうちに、場所と電話番号を確認しておきましょう。

担当のセンターの電話番号は、エンディングノートや電話の近くにメモしておくと、家族も助かります。

よくある質問

地域包括支援センターは何をするところですか?

高齢の方の暮らしを地域で支えるための、総合的な相談窓口です。介護保険の申請や介護サービスの紹介のほか、健康や福祉、お金の管理(成年後見制度など)、虐待の防止など、さまざまな相談に応じ、必要なところにつないでくれます。

地域包括支援センターの相談は有料ですか?

相談は無料です。介護保険のサービスを使う場合は、そのサービスの費用がかかります。

介護が必要になる前でも相談できますか?

できます。「一人暮らしが心配」「最近もの忘れが気になる」「介護保険のしくみを知りたい」など、介護が必要になる前の相談も受け付けています。早めに顔を知っておくと、いざというときに相談しやすくなります。

離れて住む親のことを、子どもが相談できますか?

相談できます。その場合は、親が住んでいる地域を担当するセンターに連絡します。担当のセンターは、親が住んでいる市区町村のホームページで確認できます。

参考にした情報

制度や金額は変わることがあります。最新の情報は、各機関の公式サイトや窓口でご確認ください。

この記事の更新履歴

  •  公開しました。

次に内容を見直す予定:2027年10月ごろ

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この記事を書いた人

これからの暮らし帖 編集部

年金・医療・介護の制度、詐欺の対策、終活、相続、お葬式とお墓について、厚生労働省・日本年金機構・警察庁・法務省・自治体などの公的な情報を確認しながら記事を作成しています。制度や数字は、定期的に見直して更新しています。