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永代供養とは?わかりやすく解説|種類と費用、後悔しない選び方

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この記事のポイント

  • 永代供養とは、家族に代わって、お寺や霊園が遺骨の供養と管理を続けてくれるしくみです。お墓を継ぐ人がいなくても選べます。
  • 遺骨の納め方は、最初からほかの方と一緒に埋葬する「合祀型」、一定の期間は個別に納める「個別安置型」などがあり、費用と使い勝手が変わります。
  • 公営の例では、東京都立霊園の令和8年度の合葬墓は、遺骨1体あたり5万3,000円〜13万1,000円でした。民間は内容によって幅があります。
  • 合祀されると遺骨は取り出せません。合祀までの期間、費用の総額、お参りのしかたを、契約前に書面で確認しましょう。

永代供養(えいたいくよう)とは、家族に代わって、お寺や霊園が遺骨の供養と管理を続けてくれるしくみです。お墓を継ぐ人がいなくても選べるため、「子どもに負担をかけたくない」「跡継ぎがいない」という方に選ばれています。ほかの方と一緒に埋葬する合祀型なら費用をおさえられ、たとえば東京都立霊園の合葬墓は、令和8年度の募集で遺骨1体あたり5万3,000円からでした。

この記事では、永代供養の種類と費用、ふつうのお墓との違い、契約前に確認したいことを説明します。

永代供養とは?

ふつうのお墓は、子や孫などの家族が引き継いで、お墓の掃除や管理、お寺へのお布施、法要などを続けていきます。永代供養では、こうした管理と供養を、お寺や霊園が家族の代わりに行います。

ふつうのお墓(一般墓)永代供養
管理・供養をする人家族(跡継ぎ)お寺・霊園
跡継ぎ必要いらない
費用墓石代、永代使用料、年間管理費など最初にまとめて払うことが多い
遺骨ずっと家族のお墓に一定の期間の後、合祀されることが多い

永代供養墓・永代供養塔とは

永代供養がついたお墓を「永代供養墓」といいます。たくさんの方の遺骨を納める、塔や碑の形をしたお墓は「永代供養塔」「合葬墓」などと呼ばれます。

樹木葬や納骨堂も、多くは永代供養がついています。永代供養は「お墓の形」ではなく「管理と供養のしかた」の名前だと考えると、わかりやすくなります。

永代供養の種類

遺骨の納め方によって、大きく3つに分けられます。

種類遺骨の納め方費用の傾向
合祀型(ごうしがた)最初から、ほかの方の遺骨と一緒に埋葬する最も安い
集合型1つの大きなお墓や施設の中で、骨壺ごとに分けて納める。一定の期間の後、合祀することが多い中くらい
個別型1人、夫婦、家族ごとに区画やお墓があり、一定の期間は個別に納める。その後、合祀することが多い高め

個別型や集合型でも、十三回忌や三十三回忌などの区切りで合祀されるプランが一般的です。期間はプランごとに違います。

永代供養の費用の目安

永代供養の費用は、納め方、場所、お寺か霊園かによって大きく変わります。公営の例として、東京都立霊園の令和8年度の募集では、次のとおりでした。

都立霊園の施設(令和8年度)使用料
小平霊園 合葬墓(最初から一緒に埋葬)遺骨1体あたり 58,000円
八柱霊園 合葬墓(最初から一緒に埋葬)遺骨1体あたり 53,000円
多磨霊園 合葬墓(一定期間の後、一緒に埋葬)遺骨1体あたり 61,000円
八柱霊園 合葬墓(一定期間の後、一緒に埋葬)遺骨1体あたり 131,000円
多磨霊園 樹林墓地遺骨1体あたり 95,000円
雑司ケ谷霊園 樹林墓地遺骨1体あたり 112,000円

出典:東京都「令和8年度 都立霊園の使用者を募集します」(2026年5月25日)

都立霊園では、年間の管理料はかかりません。ただし、都内に3年以上住んでいることなどの申し込み条件があり、募集の数にも限りがあります。お住まいの地域の公営霊園も、市区町村のホームページで確認してみましょう。

民間の霊園やお寺の永代供養は、内容によって費用に幅があります。お墓の情報サイト「いいお墓」を運営する鎌倉新書の調査(2026年)では、永代供養がついていることの多い樹木葬の平均購入額は71.7万円、納骨堂は81.5万円でした。

最初の費用のほかにかかることがあるもの

  • 個別に納める期間中の年間管理費
  • 墓誌やプレートに名前を彫る費用
  • 納骨のときのお布施や手数料
  • 法要をお願いするときのお布施

「最初に払う金額」だけでなく、全部でいくらかかるかを確認しましょう。費用の内訳は、永代供養の費用相場の記事でくわしく説明します。

永代供養のメリットとデメリット

メリットデメリット
跡継ぎがいなくても選べる合祀されると、遺骨を取り出せない
一般墓より費用をおさえやすい一定の期間の後、合祀されることが多い
お墓の掃除や管理の手間がない家族や親族の理解を得にくいことがある
宗教や宗派を問わないところが多いお参りのしかたに決まりがあることがある

後悔しないための確認ポイント

永代供養で「こんなはずではなかった」とならないよう、契約前に次のことを書面で確認しましょう。

  1. 遺骨の納め方:最初から合祀か、個別に納める期間があるか。
  2. 合祀までの期間:何年後に合祀されるか。延長できるか。
  3. 費用の総額:最初の費用、管理費、彫刻料、お布施などを含めていくらか。
  4. 供養の内容:お寺や霊園が、いつ、どんな供養をしてくれるか。
  5. お参りのしかた:お花やお線香を供えられるか。お参りできる場所や時間に決まりはあるか。
  6. 運営している団体:お寺や霊園を運営しているのはどこか。長く続けられる運営か。

可能なら、ご家族と一緒に現地を見に行きましょう。実際にお参りする家族が納得していると、後のトラブルを防げます。後悔の例と対策は、永代供養で後悔しないためにの記事で紹介します。

墓じまいをして永代供養に移すこともできる

今あるお墓を片付けて、先祖の遺骨を永代供養墓に移す方も増えています。この場合は、役所で「改葬許可」の手続きが必要です。流れは、墓じまいとはの記事で説明しています。

まとめ

  • 永代供養とは、家族に代わって、お寺や霊園が遺骨の供養と管理を続けてくれるしくみです。
  • 合祀型、集合型、個別型があり、納め方によって費用と使い勝手が変わります。
  • 都立霊園の合葬墓は、令和8年度の募集で遺骨1体5万3,000円から。民間は内容によって幅があります。
  • 合祀されると遺骨は取り出せません。期間と費用の総額を、契約前に書面で確認しましょう。

お墓のことは、残される家族にも関わります。この記事をご家族に送って、どんな形がよいか話し合ってみてください。

よくある質問

永代供養とは、わかりやすく言うと何ですか?

お墓の世話や供養を、家族の代わりにお寺や霊園が続けてくれるしくみです。ふつうのお墓は、子や孫が引き継いで管理しますが、永代供養なら跡継ぎがいなくても、お寺や霊園が管理と供養をしてくれます。

永代供養の費用は毎年かかりますか?

多くの場合、最初に一括で払い、その後の年間管理費はかからないプランが一般的です。ただし、個別に納める期間中は年間管理費がかかるプランや、法要のたびにお布施が必要な場合もあります。契約前に、最初の費用と、その後にかかる費用を確認しましょう。

永代供養とはいつまで供養してもらえるのですか?

「永代」といっても、永遠に個別のお墓で供養されるとは限りません。個別に納めるプランでも、十三回忌や三十三回忌などの区切りで合祀(ほかの方の遺骨と一緒に埋葬)されるのが一般的です。その後は、お寺や霊園が続く限り、合同で供養されます。期間はプランごとに違うので確認しましょう。

永代供養で後悔するのはどんなときですか?

「合祀された後に遺骨を取り出せないと知らなかった」「家族が個別のお墓を望んでいた」「お参りの方法が思っていたのと違った」といったことがよく聞かれます。家族とも話し合い、現地を見てから決めると安心です。

永代供養と永代使用料は違うものですか?

違います。永代使用料は、お墓を建てる土地(墓所)を使う権利のための費用で、供養の費用ではありません。ふつうのお墓では、永代使用料を払っても、その後の管理や供養は家族が続けます。永代供養は、管理と供養そのものを、お寺や霊園に任せるしくみです。

参考にした情報

制度や金額は変わることがあります。最新の情報は、各機関の公式サイトや窓口でご確認ください。

この記事の更新履歴

  •  公開しました。

次に内容を見直す予定:2027年6月ごろ

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この記事を書いた人

これからの暮らし帖 編集部

年金・医療・介護の制度、詐欺の対策、終活、相続、お葬式とお墓について、厚生労働省・日本年金機構・警察庁・法務省・自治体などの公的な情報を確認しながら記事を作成しています。制度や数字は、定期的に見直して更新しています。