直葬(火葬式)とは?流れと費用、後悔しないための注意点
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この記事のポイント
- 直葬(火葬式)とは、通夜や告別式を行わず、火葬だけでお見送りするお葬式です。火葬炉の前で短いお別れをすることが多いです。
- 2026年の全国調査では、直葬・火葬式の費用の平均は49.56万円で、お葬式の10.8%が直葬でした。
- 法律で、亡くなってから24時間たたないと火葬できないため、それまでご遺体を安置する場所と費用が必要です。
- お寺のお墓に納骨する予定の方は、事前にお寺に相談しておきましょう。親族の理解を得ておくことも、後悔しないために大切です。
直葬(ちょくそう)とは、通夜や告別式を行わず、火葬だけでお見送りするお葬式のことです。「火葬式」とも呼ばれます。2026年の全国調査では、費用の平均は49.56万円で、お葬式の10.8%が直葬でした。費用と時間をおさえられる一方で、亡くなってから24時間は火葬できないため安置が必要なこと、お寺や親族との関係に気をつけることなど、知っておきたい点があります。
この記事では、直葬の流れ、費用、後悔しないための注意点を説明します。
直葬(火葬式)とは?
| 葬儀の形 | どんなお葬式か | 費用(平均) | 選んだ人の割合 |
|---|---|---|---|
| 一般葬 | 通夜と告別式を行い、親戚や友人なども呼ぶ | 122.01万円 | 30.2% |
| 家族葬 | 通夜と告別式を行い、家族や親しい人だけで見送る | 96.39万円 | 47.0% |
| 一日葬 | 通夜を行わず、告別式と火葬を1日で行う | 74.43万円 | 11.9% |
| 直葬・火葬式 | 通夜も告別式も行わず、火葬だけを行う | 49.56万円 | 10.8% |
出典:鎌倉新書「第7回お葬式に関する全国調査(2026年)」
直葬では、火葬炉の前で、家族やごく親しい人だけで短いお別れをするのが一般的です。お坊さんにお経をあげてもらうこともできます。
直葬の流れ
- 亡くなった後、葬儀社に連絡し、ご遺体を搬送する
- 自宅や葬儀社の安置施設などで、ご遺体を安置する(亡くなってから24時間は火葬できない)
- 葬儀社と打ち合わせをして、火葬の日時と見積もりを決める(死亡届と火葬許可の手続きは、葬儀社が代わりに行うことが多い)
- 納棺
- 火葬場で、短いお別れ(お経をあげてもらうこともある)
- 火葬・お骨上げ
亡くなってから24時間は火葬できない
墓地、埋葬等に関する法律で、原則として、亡くなってから24時間たたないと火葬してはいけないと決められています。また、火葬には市区町村の許可が必要です。
そのため、直葬でも、火葬までの間ご遺体を安置する場所と費用(安置施設の利用料、ドライアイスなど)がかかります。火葬場が混み合う地域や時期は、数日待つこともあります。
直葬の費用
費用の平均は49.56万円(2026年の全国調査)ですが、次のようなことで変わります。
- 安置する日数と場所(自宅か、葬儀社の安置施設か)
- 棺、骨壺、搬送の車などのグレード
- 火葬場の料金(公営か民営か、地域によって大きく違う)
- お坊さんへのお布施(お願いする場合)
「直葬プラン〇万円」という広告の金額に、安置の費用や火葬場の料金が含まれていないこともあります。国民生活センターにも、広告と実際の金額が大きく違ったという葬儀の相談が寄せられています。見積書の明細を必ず確認し、総額で比べましょう。
国民健康保険や後期高齢者医療制度に入っていた方が亡くなった場合は、喪主に「葬祭費」が支給されます。直葬でも申請できるかは、市区町村によって条件が違うことがあるので確認しましょう(地域別の葬祭費)。
直葬で後悔しないための注意点
お寺のお墓に納骨する予定なら、事前に相談する
先祖代々のお墓がお寺にある方は、直葬で行うことを事前にお寺に相談しておきましょう。お経をあげずに火葬すると、お寺によっては納骨を受け付けてもらえないことがあります。
お墓がない、または継ぐ人がいない場合は、永代供養や樹木葬なども考えられます。
親族の理解を得ておく
「きちんと見送れなかった」と、後から親族の不満が出ることもあります。本人の希望であれば、元気なうちに家族や親族に伝えておくと安心です。エンディングノートに書いておくのもよい方法です。
お別れの時間が短い
火葬炉の前でのお別れは、短い時間になります。ゆっくりお別れしたい場合は、安置している間に面会の時間を取れるか、葬儀社に相談しましょう。
困ったときの相談先
| 相談したいこと | 相談先 |
|---|---|
| 葬儀社との契約や料金のトラブル | 消費者ホットライン 188 |
| 葬祭費の申請 | お住まいの市区町村の窓口 |
| 納骨のこと | お墓のあるお寺・霊園 |
まとめ
- 直葬(火葬式)は、通夜や告別式を行わず、火葬だけで見送るお葬式です。費用の平均は49.56万円です。
- 亡くなってから24時間は火葬できないため、安置の場所と費用が必要です。
- 広告の金額だけでなく、見積書の明細で総額を確認しましょう。
- お寺のお墓に納骨する予定の方は事前に相談し、親族の理解も得ておきましょう。
お葬式の形は、元気なうちに家族と話しておくと、いざというときに迷いません。
よくある質問
直葬の費用はいくらですか?
2026年の全国調査(鎌倉新書)では、直葬・火葬式の費用の平均は49.56万円でした。安置する日数や場所、棺や骨壺のグレード、火葬場の料金(地域で違う)などで変わります。
亡くなった当日に火葬できますか?
できません。墓地、埋葬等に関する法律で、原則として死亡後24時間たたないと火葬してはいけないと決められています。そのため、自宅や葬儀社の安置施設などでご遺体を安置する必要があります。
直葬でもお坊さんにお経をあげてもらえますか?
火葬炉の前や安置している場所で、お経をあげてもらうこともできます。お寺とのお付き合いがある方は、直葬で行うことを事前に相談しておきましょう。相談せずに直葬にすると、納骨のときに困ることがあります。
参考にした情報
- 鎌倉新書「第7回お葬式に関する全国調査(2026年)」(PR TIMES)
- 衆議院「墓地、埋葬等に関する法律」(第3条)
- 国民生活センター「依然として多い葬儀サービスの料金トラブル」(2026年6月3日)
制度や金額は変わることがあります。最新の情報は、各機関の公式サイトや窓口でご確認ください。
この記事の更新履歴
- 公開しました。
次に内容を見直す予定:2027年6月ごろ
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この記事を書いた人
年金・医療・介護の制度、詐欺の対策、終活、相続、お葬式とお墓について、厚生労働省・日本年金機構・警察庁・法務省・自治体などの公的な情報を確認しながら記事を作成しています。制度や数字は、定期的に見直して更新しています。